エネルギー自給率の低い日本で

2023年10月09日

ギフトホーム佐竹です。

本日は、あいた時間で読書などを
しておりました。読みたい本がたくさん
あり、実用書やビジネス書、小説
などたくさんあるのですが、同時並行的に
読み進めたり、途中で仕事をしたり
などして一日を過ごしました。

さて本日は、

エネルギー消費量について

出典：IEA「World Energy Balances 2021」の2020年推計値、日本のみ資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の2020年度確報値。※表内の順位はOECD38カ国中の順位

上の図を見ていただきますと、先進国
38国のエネルギー自給率のグラフがあるの
ですが、日本のエネルギー自給率は11.3%で
かなり少ない値になっています。

これでも2014年度の6.3%から倍増しての
数字なのです。2011年の東日本大震災
以降太陽光発電の普及が進みましたが、
その影響により再生可能エネルギーが
増えたのですがそれでも11.3%なのです。

日本のエネルギーは9割弱を海外の
化石燃料に依存しており、食料自給率の
問題や、木材自給率の問題と並んで、
日本のかなり深刻な問題となっています。

このエネルギー使用量を減らしたり、自給率を
上げる取り組みを行っていかなければ
なりません。では直近でできることは
何でしょうか。

さまざまな取り組みが考えられるのですが、
生活の中での一次エネルギーの消費量を
減らすことを考えてみましょう。

岐阜県は、面積が広く温熱の地域区分が
３地域から６地域まで幅広い地域区分と
なっています。

このグラフを見てみますと、エネルギー
消費量が、ばらついている項目もあれば
それほど変わらない項目もあります。

変わらない項目は、換気・照明・家電・
調理になります。変わる項目は暖房・
冷房・給湯の項目になります。

冷房はそれほどの変化はありません。

冷房を使用する期間は７月と８月に
集中します。このため冷房のエネルギー
使用量は暖房に比べて少なくなっています。

逆に暖房は、11月から3月ぐらいまで
使用する期間が冷房に比べて長くなり
ますので暖房のエネルギー使用量は
相対的に大きくなります。

また寒冷地では、外気温度が低くなる
ため暖房におけるエネルギー使用量も
高くなっています。

このグラフの中で６地域の全館暖房
という項目がありますが、やはり暖房や
冷房をつけっぱなしにしてしまうと
エネルギー使用量は高くなってしまいます。

給湯も寒冷地の場合、水温が低い
ところから給湯しますので、給湯に
おけるエネルギー消費量が大きくなります。

ここで考えていただきたいのが、６地域の
全館暖房の項目です。エアコンの普及に
より、全館空調を採用する住宅が増えて
きました。家の中が快適になるのは良いの
ですが、エネルギー使用量がかなり大きく
なってしまうのはやはり問題です。

これを解決する方法はないのでしょうか。

これを解決する方法は高気密高断熱化に
なります。低断熱の住宅で全館空調を
採用するとエネルギーのロスが大きくなって
しまいますが、高断熱住宅で全館空調を
採用する場合はエネルギーロスが少なく
なりますのでエネルギー使用量も少なく
なり省エネになると考えられます。

国のエネルギー政策のことも考えながら、
自分の家の断熱性能も考えてみては
いかがでしょうか。

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