家事動線の集約、バリアフリーで暮らしやすい平屋だが、単価が高くて…。平屋を建てる際、予算を抑えるためのポイント3つ。

意外とコストが高くつく平屋の建築。ポイントを押さえて少しでも予算を抑えましょう。

 平屋は高い？

平屋の住宅は、２階がないからそれだけ安いだろうと思われるかもしれませんが、実際にはワンフロアで十分なスペースを確保するために広い敷地が必要ですし、基礎や屋根の面積が増えるため坪単価は高くなります。しかし、バリアフリーにしやすく家事動線も集約しやすい平屋は、住むには便利です。予算を抑えるポイントをチェックして、少しでも安く平屋の住宅が建てられないかを考えてみましょう。

平屋の予算を抑えるポイント

間取りはシンプルに

間取りが複雑になると、それだけ建築費用は高くなります。最も安く家を建てるには、正方形または長方形などのシンプルな四角形の家にすることです。屋根も、寄棟などにするよりも、片流れの屋根のほうがコストダウンができます。部屋数はできるだけ少なくして、壁を減らすのも有効です。ひとつひとつの部屋を広くとり、壁を減らすことで壁材はもちろん、壁紙も減らすことができますし、施工も短縮できます。

 住宅設備を見直す

システムキッチンやシステムバスなどの住宅設備は、ランクによって価格が異なります。せっかくの新築だからと最上級のものを選ぶのもよいですが、そこまでランクの高いものでなくても十分に使いやすいものも多いですし、去年のモデルのものでも不便に感じることはまずありません。こうした住宅設備の譲れるところを少しずつランクダウンすることで、予算の削減につながります。

 平屋の建築実績が多い業者を探す

平屋の住宅は２階建ての住宅に比べると圧倒的に少ないですから、建築業者にとってもイレギュラーであるのは確かです。平屋の家はあまり建てることがないために、コストがどうしても高くなりがちなのですが、平屋の建築に慣れている業者であれば、効率よく職人を使いながら必要十分な建材を準備して建築を行うので無駄がありません。平屋の建築実績の多い業者を選ぶとよいでしょう。

 まとめ

平屋の住宅は、住みやすいのですがどうしても費用が高くなってしまいがちです。間取りや家の形、住宅設備などを見直して、シンプルな家にすることで、建築費用は少しずつ抑えることができます。また、建築業者を選ぶときは、平屋の建築実績が豊富な業者を選ぶほうが、予算の圧縮にもつながります。