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比較をしない人は要注意

比較をしない人は要注意

 

「安いから」「有名だから」だけで住宅会社を決めていませんか?

家を建てるとき、あるいは大規模なリフォームをするとき、多くの人が悩むのが「どこに頼むか」です。

地元の工務店、ハウスメーカー、リフォーム会社など、選択肢はいろいろあります。

ところが、住宅の相談を受けていると、ときどき気になるのが、

「最初に相談した会社が良かったので、そこに決めました」

というケースです。

もちろん、最初に出会った会社が自分たちに合っていて、そのまま決めることは悪いことではありません。

問題なのは、比較する材料を持たないまま決めてしまうことです。

住宅は、数百万円、場合によっては数千万円という大きな買い物です。

「比較するのが面倒だから」「他の会社に断るのが申し訳ないから」という理由だけで、一社だけで決めてしまうのは、少しもったいないかもしれません。

 

 

■「見積金額」だけを比較してはいけない

 

 

住宅会社を比較するとき、最初に目が行くのは価格でしょう。

「A社は3,000万円」

「B社は2,700万円」

「C社は3,200万円」

これだけを見ると、2,700万円の会社が一番安く見えます。

しかし、ここで注意したいのが、同じ条件で比較できているかということです。

例えば、A社には含まれている工事が、B社では別途になっているかもしれません。

照明、カーテン、エアコン、外構工事、地盤改良など、どこまで見積もりに含まれているかによって、最終的な金額は変わります。

これはリフォームでも同じです。

「キッチン交換80万円」と書いてあっても、解体・処分費、配管工事、電気工事、内装工事などが別になっている可能性があります。

だから比較するときは、

「見積書の金額」ではなく「最終的にいくら必要なのか」

を見ることが大切です。

 

 

■比較するのは「会社」ではなく「提案」

 

 

住宅会社を比較するとき、

「大手だから安心」

「地元の会社だから安心」

「口コミが良かった」

という判断だけでは、十分とは言えません。

大切なのは、自分たちの要望に対して、どんな提案をしてくれたかです。

例えば、

「冬の寒さを何とかしたい」

と相談したとします。

A社は断熱性能を高める提案をしてくれた。

B社は暖房設備を増やす提案をしてくれた。

C社は間取りを変更して日当たりを改善する提案をしてくれた。

どれが正解かは、家の状態や予算、家族の暮らし方によって変わります。

だからこそ、複数の提案を聞いてみることで、

「自分たちは、こういう方法もあるんだ」

と気づくことができます。

比較の目的は、単純に一番安い会社を探すことではありません。

「自分たちにとって、どの考え方が一番合っているのか」を見つけることなのです。

 

 

■「同じ質問」をしてみると違いが分かる

 

 

住宅会社を比較するときにおすすめなのが、同じ質問を各社にしてみることです。

例えば、

「この家で一番お金をかけたほうがいいところはどこですか?」

「逆に、削ってもいいところはどこですか?」

「10年後、20年後にどんなメンテナンスが必要ですか?」

「このプランのデメリットは何ですか?」

「予算を100万円下げるなら、どこを削りますか?」

と聞いてみます。

すると、会社によって考え方の違いが見えてきます。

特におすすめしたいのが、

「この提案のデメリットは何ですか?」

という質問です。

メリットだけでなく、デメリットまできちんと説明してくれるかどうか。

これは、会社や担当者を見極めるうえで一つの判断材料になります。

 

 

■「相見積もり=値引き交渉」ではありません

 

 

「何社かに見積もりをお願いすると、値段を下げてもらえるのでは?」

と考える人もいるでしょう。

確かに、価格を比較することには意味があります。

ただ、相見積もりの本当の目的は、一番安い会社を探すことだけではありません。

例えば3社から話を聞いたとき、

「この工事は必要だと思っていたけど、実は必要ないかもしれない」

「この設備には、こんな選択肢があるんだ」

「この会社は将来のメンテナンスまで考えているな」

など、さまざまな発見があります。

逆に、価格だけを競わせてしまうと、必要な工事まで削られてしまう可能性があります。

住宅は、完成してから何十年も使うものです。

「安くすること」と「良い家にすること」は、必ずしも同じではありません。

 

 

■比較しすぎると、逆に迷ってしまうこともある

 

 

ここまで「比較しましょう」と書いてきましたが、何社も何社も比較すればいいというわけでもありません。

住宅会社を10社、20社と回ってしまうと、会社ごとに違う説明を受けて、かえって何が正しいのか分からなくなることがあります。

また、住宅会社によって得意分野も違います。

そのため、最初に自分たちの希望や予算を整理したうえで、2~3社程度を目安に比較してみるのも一つの方法です。

そして、価格だけでなく、

提案内容
性能
工事範囲
担当者の説明
アフターメンテナンス
将来かかる費用
自分たちとの相性

などを総合的に見て判断します。

「比較すること」が目的になってはいけません。

納得して選ぶために比較する。

この順番が大切です。

「比較しない」のではなく、「何を比較するか」を決める

住宅選びで大切なのは、

「一番安い会社を探すこと」でも「一番有名な会社を探すこと」でもありません。

自分たちが住宅に求めるものを明確にして、それに対して各社がどんな提案をしてくれるのかを見ることです。

例えば、

「予算はここまで」

「冬の寒さはできるだけ減らしたい」

「将来のメンテナンス費用も抑えたい」

「家事を楽にしたい」

など、自分たちの基準を先に決めておく。

その基準をもとに比較すれば、住宅会社の営業トークに振り回されにくくなります。

そして、最後に一番大切なのは、

「この会社なら、家を建てた後も相談できそうか」

ということ。

住宅は、契約して終わりではありません。

完成してからも、設備の故障や修繕、メンテナンスなど、住宅会社と付き合う場面があります。

だからこそ、価格だけではなく、**「この会社と長く付き合いたいと思えるか」**まで含めて比較してみてください。

一社だけを見て「ここが一番いい」と決めるのではなく、2~3社を見て、

「なぜ、この会社を選ぶのか」

を自分の言葉で説明できるようになれば、きっと納得感のある家づくりに近づくはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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