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情報を鵜呑みにする人は要注意

情報を鵜呑みにする人は要注意

 

「家づくりについて調べていると、いろいろな情報が出てくるけれど、結局どれを信じればいいのか分からない」

最近は、そんな悩みを持つ方も少なくありません。

インターネットで検索すれば、住宅の性能、住宅ローン、補助金、断熱、耐震、リフォームなど、たくさんの情報が出てきます。

SNSや動画でも、専門家らしき人が「これが正解」「これだけはやるべき」と発信しています。

情報が簡単に手に入るのは、とても便利なことです。

ただし、ここで注意したいのが、「ネットに書いてあったから」「専門家が言っていたから」と、そのまま信じてしまうことです。

住宅は、土地や建物の条件、家族構成、予算によって正解が変わります。

今回は、住宅に関する情報を見るときに、ぜひ意識してほしいことについて考えてみます。

 

 

■「正しい情報」でも、自分の家に当てはまるとは限らない

 

 

住宅情報で一番難しいのは、ある人にとって正しいことが、別の人にとっても正しいとは限らないことです。

例えば、

「断熱性能は高ければ高いほどいい」

という情報があったとします。

基本的に住宅の断熱性能を高めることには大きなメリットがあります。

しかし、それだけで住宅の良し悪しが決まるわけではありません。

窓の性能や日射の入り方、換気、暖房設備、住宅の形など、さまざまな要素が関係します。

耐震についても同じです。

「○○工法だから地震に強い」

「○○を使えば安心」

という一つの情報だけで判断するのは危険です。

大切なのは、その情報が「自分が建てる家・自分がリフォームする家」にどう関係するのかです。

情報そのものだけを見るのではなく、

「なぜそう言えるのか?」

まで考えることが大切です。

 

 

■「○○万円お得!」には、条件がある

 

 

住宅の補助金や住宅ローンについても注意が必要です。

広告などで、

「最大○○万円補助!」

「実質○○万円でリフォーム!」

といった表現を見ることがあります。

非常に魅力的に感じますが、ここで確認したいのが**「最大」という言葉**です。

補助金には、対象となる工事、住宅の条件、申請時期、予算など、さまざまな要件が設定されていることがあります。

また、補助金を受け取るために必要な性能や工事があり、それによって工事費が増えるケースもあります。

ですから、

「補助金がいくらもらえるか」だけではなく、「補助金を含めた最終的な負担はいくらになるのか」

を見る必要があります。

補助金は非常にありがたい制度ですが、「補助金があるから、この工事をする」という順番にならないようにすることも大切です。

まず「自分たちに必要な工事なのか」を考え、そのうえで利用できる制度があるか確認する。

この順番がおすすめです。

 

 

■「ランキング1位」より、その理由を見る

 

 

インターネットでは、

「おすすめ住宅設備ランキング」

「人気の断熱材ランキング」

「後悔した設備ランキング」

など、さまざまなランキングを見かけます。

ランキングは比較するきっかけとしては便利です。

しかし、1位だから自分にとっても1位とは限りません。

例えば、キッチンを選ぶ場合でも、

「掃除のしやすさ」を重視する人と、

「収納量」を重視する人では、選ぶ商品が変わります。

浴室でも、

「暖かさを重視する人」と

「掃除のしやすさを重視する人」では、優先順位が違います。

ランキングを見るときには、

「なぜ1位なのか?」

「誰にとっておすすめなのか?」

「デメリットは何なのか?」

まで確認してみてください。

数字や順位だけでは見えない部分があります。

 

 

■「専門家が言っているから」で終わらせない

 

 

住宅について調べていると、建築士、住宅会社、設備メーカー、評論家など、さまざまな立場の人が情報を発信しています。

専門家の意見は非常に参考になります。

ただ、専門家だからといって、すべての意見が同じになるわけではありません。

専門分野も違えば、考え方も違います。

また、住宅会社なら、その会社が得意としている工法や商品をすすめることもあるでしょう。

だからといって、

「営業だから信用できない」

「メーカーだから信用できない」

と考える必要もありません。

大切なのは、

「誰が言ったか」だけではなく、「何を根拠に言っているのか」

を見ることです。

例えば、

「この方法なら冬でも暖かいですよ」

と言われたら、

「なぜ暖かくなるのですか?」

「どのような条件で効果がありますか?」

と聞いてみる。

数字が出てきたら、

「その数字は何を表しているのですか?」

と確認してみる。

分からなければ、別の専門家にも聞いてみる。

こうした確認をするだけでも、情報の見え方はかなり変わります。

 

 

■「メリット」だけでなく「デメリット」を探す

 

 

住宅に関する情報を見るとき、私が特におすすめしたいのが、

「デメリットは何だろう?」

と考えることです。

例えば、

「この設備にすると便利です」

という情報があったら、

「逆に、困ることはないのか?」

と考えてみる。

「高性能な家は光熱費が安くなります」

なら、

「導入費用はいくら増えるのか?」

「どんな使い方をした場合に効果が出るのか?」

と考えてみる。

どんな住宅設備や工法にも、メリットとデメリットがあります。

デメリットを隠さず説明してくれる情報のほうが、私は信頼しやすいと思います。

家づくりでは、「良いところ」だけを集めるのではなく、「悪いところ」も集めてみる。

そのうえで、自分たちにとって許容できるのかを判断することが重要です。

情報を「信じる」のではなく、「使う」

今の時代、住宅に関する情報を集めることは難しくありません。

むしろ、情報が多すぎることが問題になっています。

SNSで見た情報。

住宅会社のホームページ。

YouTubeの解説。

知人から聞いた話。

専門家の記事。

どれも参考になります。

しかし、どれか一つを絶対的な正解だと思わないことです。

情報を見つけたら、

①誰が発信しているのか
②何を根拠にしているのか
③メリットだけでなくデメリットはあるか
④自分の家にも当てはまるのか
⑤他の情報と比べても同じことが言えるか

を確認してみてください。

そして、最後は自分たちの家の条件に合わせて判断する。

住宅は、同じ商品を買うだけの買い物ではありません。

土地も違えば、家族も違い、予算も違い、暮らし方も違います。

だからこそ、「ネットで見た正解」を探すのではなく、「自分たちにとっての正解」を探すことが大切です。

情報は、鵜呑みにするものではありません。

正しく疑い、比べ、考えるために使うもの。

この意識を持って家づくりを進めるだけでも、住宅選びでの失敗や後悔を減らせるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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