お風呂・洗面・ランドリールームなど、水回りを2階に作るメリットとデメリット。
2020年12月01日
水回りが2階にあると、メリットも多いですがデメリットもあります。
水回りを2階にするメリット・デメリット
昔は、水漏れ対策などの観点から、水回りは1階に、というのが一般的でしたが、最近は住宅設備が便利になったこともあり、2階が水回りというのも多くなりました。しかし、2階に水回りを作るのは、メリットもデメリットもあるので、よく考えて作るようにしましょう。
2階水回りのメリット
水回りは意外と場所を取りますので、1階リビングで水回りも1階にすると、どうしてもリビングのスペースが限られてしまいます。水回りを2階にすることで、1階のリビングを広く使うことができ、思い通りの間取りにすることができます。また、お風呂や洗面所、トイレなどが2階にあることで、来客中でも入浴がしやすかったり、朝起きてとりあえず顔を洗いに行くなど、動線がスムーズになるのも魅力です。また、水回りが2階ということは、洗濯機も2階ですから、ベランダに干す際に、思い洗濯物を1階から2階にもって上がるという作業がなくなります。2階で洗濯をして、そのまま干して、取り込んで2階の個人の部屋に片づけるなど、2階で洗濯作業が完結します。
2階水回りのデメリット
お風呂は2階でも便利ですが、手洗いやトイレは結局1階にもないと不便なこともあります。外出から帰ってわざわざ2階まで手を洗いに行くのも大変ですから、結局1階にも手洗いをつける場合が多いのも事実です。そうなると、コストが高くなるので、よく考えて選ぶとよいでしょう。また、2階建ての住宅でも、年を取ると2階に上がるのが大変で1階でしか暮らさなくなった、という人は多いです。水回りが1階であれば、ある程度1階だけでの生活で問題ないのですが、2階水回りとなると生活する中で必ず階段の上り下りが必要になるので大変なのです。ほとんどありませんが、2階水回りで漏電や漏水を起こした場合は1階まで濡れてしまうので、その点も注意が必要です。こうしたデメリットもあり、2階が水回りの家は、中古市場ではどうしても人気が薄くなってしまいます。住み替えを考えているのであれば、1階水回りのほうがよいかもしれません。
まとめ
水回りが2階にあると、洗濯や入浴の点では便利なことが多いです。ただし、老後の生活など、意外と長い目で見ると心配なこともあるのでそれぞれのメリットデメリットを確認して選ぶようにしましょう。