新築の費用、どこで抑える?削っていいところと削ってはいけないところは?
2021年02月01日
財布の紐がゆるみがちな新築の費用ですが、普段の感覚を失わずしっかり考えて削れるところは削っていきましょう。
新築の費用、どこを削ればよい?
新築の家を建てるときに、金銭感覚がおかしくなって高価なオプションをどんどんつけてしまうことはないでしょうか。大きなお金を払う時だからこそ、きちんと節約をすればかなり費用を抑えることができます。
部屋数を減らす
部屋数が多くなると、それだけ壁やドアなど使う建材が多くなるため費用は高くなります。子供部屋は仕切らずに収納家具で仕切りったり、アコーディオンカーテンなどで仕切るようにすると、コストダウンにつながるでしょう。また、なんとなく作りがちな和室も、洋室よりも費用がかさむので、本当に必要か考えて、必要なければ洋室にしてしまうのもよいでしょう。
バルコニーは必要なところだけ
バルコニーは、全室にある必要はありません。必要のないバルコニーは無くしてしまうと、それだけコストダウンになりますし、外観もスッキリ見えるのでおすすめです。
規格外の窓は使わない
大きな窓は素敵ですが、規格外のサイズになると、窓そのものが高くなるだけでなく、カーテンなどもすべてオーダーメイドになるので、かなり費用がかかります。規格サイズの窓であれば、割安な既製品のカーテンを使うことができて便利です。
後付けできる設備は後付けで
食器洗浄機や、浴室乾燥など、便利ではあるものの、人によっては全く使わない設備もあります。使うかどうかわからない設備で、後付け可能なものはとりあえずつけずに、暮らしてみて必要であれば後でつけるようにするとよいでしょう。
フェンスをなくしてオープン外構に
外構のフェンスや門扉をなくして、オープン外構にすればそれだけ費用が抑えられます。外構に何もないのが気になるようならば、木や花を植えれば自然な仕切りができますし、寂しくなりません。
削らないほうがよいところ
断熱構造・耐震構造
窓をペアガラスにしたり、断熱材をしっかり入れたりすると、コストが高くなりますが、暖房や冷房の効率が良くなるため、長い目でみると光熱費がお得になったりします。
また、耐震構造などは、家の耐久性にもかかわる大切な部分なので、削らないようにしましょう。
水回り
水回りの設備は、日々使うところだけに、使いやすさや掃除のしやすさなどを重視して選ぶのが良いでしょう。値段だけで選ぶと、使っているうちに不便を感じるかもしれません。
電気設備
家の中で使う電化製品はどんどん多くなります。コンセントなどは、多めにつけておくとよいでしょう。また、最近のリビングエアコンは電力の大きいのが多いので、リビングが10畳以上なら200Vのコンセントをつけるようにしましょう。
なお、最近では、壁の中にLANケーブルを配線して各部屋から有線LANを使えるようにしているところがほとんどです。こうした壁の中の電気工事は新築の時のほうがスムーズなので、やっておくとよいでしょう。
まとめ
新築の家は、削ることでコストダウンできるところがたくさんあります。一方、削るべきではないところもありますので、施工会社とよく相談して決めるようにしましょう。