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ペアガラスやトリプルガラス、ガラスの間も重要!スペーサーや注入ガスの種類によって性能が変わる?

ペアガラスなのに結露する、というのは、スペーサーやガスが原因かもしれません。

ペアガラスやトリプルガラスなら結露しない?

結露が嫌だから、ペアガラスにしたのに結露する、ということがあります。結露は、室内の暖かい空気に含まれた湿気が、窓ガラスやサッシの冷たさで水滴となって、窓やサッシなどにつく現象です。つまり、ガラスやサッシが冷たくなければ結露はできません。窓ガラスは2枚にすることで間に空気層ができて、内側のガラスは冷たくなりにくくなりますが、意外と結露するのが窓を囲うサッシです。特にアルミは熱伝導率が非常に高いので、結露防止という点ではサッシには向かない素材です。

サッシとスペーサー

ペアガラスの場合、ガラスとガラスの間に空間があることが大切です。そのため、ガラスの端は、2枚のガラスの間が空くように、スペーサーというパーツが入っています。このスペーサーには、サッシと同様にアルミか樹脂かの2種類があり、アルミに比べると樹脂はかなり熱伝導率が低いので、外の寒さを仲間で伝えにくくなっています。サッシは外の冷気を伝えやすい場所なのでアルミではなく樹脂にするほうが結露はできにくくなりますが、スペーサーがアルミではそのぶん熱を通してしまいます。そのため、スペーサーも樹脂にすることが、結露防止のためには大切なのです。

ガスの種類

ペアガラスのガラスとガラスの間には、普通の空気が入っている場合もあれば、ガスが入っている場合もあります。このペアガラスの間に入れるガスには、アルゴンガスとクリプトンガスの2種類があり、空気、アルゴンガス、クリプトンガスの順に断熱性は高くなります。ただし、その順で費用も高くなってしまうので、予算と相談しながらガスを入れるかどうか決めるとよいでしょう。せっかくのペアガラスですからアルゴンガス位を入れておくのが、コスパ的にもよいのではないでしょうか。

まとめ

ペアガラスは確かに窓の断熱効果を高めますが、ガラスとガラスの間のスペーサーやガス、サッシの材質などにも気を配らないと、せっかくの断熱効果が十分に発揮されないことがあります。スペーサーやサッシはアルミではなく樹脂製にして、アルゴンガスを入れるというのが、断熱効果の点でもコストパフォーマンスの点でもよいのではないでしょうか。

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