同じ坪数でも角地の方が値段が高いのはなぜ?角地の人気理由3つとメリットとデメリットについて。
2020年10月01日
角地はいくつものメリットがあるので人気がありますが、値段は高くなる傾向があります。
角地は人気が高い
角地というのは、隣りあった2面が道路に面している立地です。この角地は人気が高く、広さが同じでも普通の土地よりは角地のほうが高く販売されています。角地にはどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか。
角地のメリット
間取りの自由度が高い
角地のメリットは、まず間取りの自由度が他の土地よりも高いということです。たとえば道路に面しているのが一つの面だけの土地の場合、玄関は通常道路に面した面に作られます。そうすると、玄関の場所が決まるので、そのぶん間取りの自由度は下がるということです。角地の場合は、2面が道路に面しているため、玄関はどちら側にでも作ることができます。それだけ間取りの自由度が高いということです。
防犯性が高い
角地は、家の前を人が通ることが多く、人目に付きやすいため空き巣などが侵入しづらいという特徴があります。つまり、それだけ防犯性が高いということです。留守にすることが多い家の場合は特に、空き巣対策としては角地は有効でしょう。
日当たり・風通しがよい
多少住宅が密集している地域でも、角地であれば2方向が開いているため、日当たりや風通しがよくなります。冬でも暖かかったり、洗濯物が乾きやすいといったメリットは、日当たりの良さによるものです。
角地のデメリット
人目が気になる
防犯の面では人目があるというのはメリットですが、家の前や窓のそばを常に人が通っているというのは、人によっては気になる状態です。外から室内が見えないように工夫する必要もありますし、外構に車をぶつけられたりする可能性も高くなります。
日差しがきつい
日当たりが良すぎて、室内が熱くなりすぎたり、カーテンや窓辺の物が紫外線による変色を起こしたりすることがあります。冬は暖かい一方で、夏は室内の温度が上がりやすいためエアコンの電気代が高くなることもあります。
外構費が高くなる
角地は土地そのものが高く設定されていることが多いのですが、道路に面している面が多いことから外構の費用も余計に必要になります。フェンスの長さはそれだけ長くなりますし、視線を遮るための設備も必要になるかもしれません。
まとめ
角地は同じ広さでも少し高い価格で販売されています。それは、間取りの自由度が高かったり、防犯性が高いことによる人気が理由ですが、一方で外構費や土地代がたかくついたり、人目がきになるといったデメリットもあるので、よく検討して決めるようにしましょう。