病歴などで団信に入れない人でも家が建てられますか?また、団信未加入の場合にやっておくべき備えは?
2021年02月01日
団信に入れない場合は、病気でも入りやすい団信に申し込むか、団信が必須でないローンを利用するのがよいでしょう。
住宅ローンを組むときに加入する団信とは
銀行などの金融機関で住宅ローンを組む場合は、団信(団体信用生命保険)への加入が必須とされています。この団信に加入することによって、ローン返済中に加入者に万が一のことがあっても保険会社が残りのローンを返済してくれて、遺族はそれ以降ローンを支払わなくてもよいことになっているのです。しかし、団信は生命保険ですから、健康状態によっては加入ができないことがあります。その場合はローンが組めなくなってしまうのでしょうか。
団信に加入できない場合
団信に加入できない場合は、まず団信の種類を確認してみましょう。団信にはいくつか種類があり、一般的な団信のほかにも、ワイド団信やガン特約付き団信などがあります。ワイド団信は、普通の団信よりも加入条件が緩いタイプで、糖尿病や高血圧などの持病があっても加入しやすくなっているかわりに、保険料がやや高くなるのが特徴です。持病があって普通の団信に入れない場合でも、ワイド団信なら加入できる場合があるので、確認してみるとよいでしょう。それでも入れない場合は、団信の加入が必須になっていないローンを利用するのがよいでしょう。フラット35など、団信の加入が必須になっていないものもあります。
団信に加入できない場合の注意
団信に加入できなくても、ローンによっては組むことができますが、団信に入らずにローンを組むということは万が一のことがあってもローンを返し続けなければならないということです。その時に困らないように、生命保険に別途入っておくか、返済資金を積み立てておくなどの備えが必要でしょう。できるだけ早めに繰り上げ返済などをして、ローン残高を減らしておくのもおすすめです。
まとめ
団信に入らないと、住宅ローンが組めないと思われがちですが、住宅ローンの種類によっては団信加入が必須でないものもあります。持病などによって団信への加入ができない場合は、団信加入が必須でないものを利用するようにしましょう。ただし、その場合は万が一のことがあってもローン残高がなくならないので、別途保険などに加入しておくか、返済のための資金作りをしておくようにします。