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火災保険や地震保険、住宅ローンの契約時に必ず入らないといけないの?

住宅ローンを契約するときは、火災保険の加入が必須です。

住宅ローンと保険

住宅ローンを組む時には、いろいろな条件が課せられますが、その中のひとつが保険です。一般的に必ず入らなければならない保険が、団体信用保険と火災保険です。団体信用保険とは、いわゆる団信とよばれるもので、契約者が亡くなったときに保険会社が残りのローンを支払ってくれものです。ローンの契約者は、世帯主であることが多く、その契約者がなくなってしまうと返済が難しくなることから、亡くなった場合の保険として団体信用保険への加入を必須とするローンが多いです。

火災保険とは

火災保険も、住宅ローン契約時に加入が必要になる保険です。火災保険とは、家が火事になったときに保険金が支払われるものですが、適用されるのは火事だけはありません。保険会社にもよりますが、落雷や爆発などによる損害、風災、雪災などの場合にも適用されますし、家そのものはもちろん、家財道具まで保証されるのが一般的です。オプションとして、盗難や車両の飛び込みなどについても保証しているものもあります。

地震保険は?

災害による損害を補償してくれる火災保険ですが、地震による損害は補償の適用外です。そのため、地震に対しては、火災保険に加えて地震保険に加入する必要があります。地震保険は火災保険のオプションとして付帯するものですが、住宅ローンの条件になっていないケースが多いので、必要なければ付帯しなくてもローンの契約はできます。しかし、日本は地震が多く、実際に大きな地震が起こっているので、過去に地震に見舞われた地域を中心に、多くの家が契約していて、その付帯率は6~7割に及びます。地震保険の保険料は家の構造によって異なり、鉄骨造のほうが地震には強いとされていることから、木造に比べて保険料が安くなることが多いです。

まとめ

住宅ローンを契約する際には、団体信用保険や火災保険への加入が求められますが、地震保険は必須ではありません。地震保険は、火災保険のオプションとして付帯できることが多いのですが、火災保険のように必ず加入しなければならないというわけではなく、付帯率は現在6~7割だといわれています。日本は地震の多い国になりますし、実際に地震で被害にあっている地域もありますので、不安があれば地震保険も検討しておいた方がよいでしょう。

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