新築内覧会に参加予定です。どこをどうチェックしておけばいいですか?
2020年11月01日
新築内覧会は、住宅の仕上がりをチェックする大切な日です。
新築内覧会とは
新築内覧会というと、住宅展示会のような、楽しくお披露目をする日、という印象を与えてしまいますが、実際には完成した住宅が設計通りに作られているか、汚れや欠陥がないかをチェックする場です。実際、竣工検査と言われることもあるくらいですから、ただのお披露目、というわけではもちろんありません。事前にチェックすることを確認しておいて、当日は漏れのないようにしっかり見るようにしましょう。欠陥などがあった場合、内覧会のときに指摘をしないと修繕してもらえない場合があるので注意です。
持参するもの
前日までに図面を確認してチェックするべきところをまとめたチェックシートをつくっておくのがおすすめです。効率よくチェックするためにも、準備はしっかりしておきましょう。
・作成しておいたチェックシート
・メジャー
・筆記用鵜
・デジタルカメラ
・懐中電灯
・スリッパなど
チェック内容
チェックする内容はたくさんありますが、忘れないようにリストにしていくと便利です。
・床に軋みや沈みはないか。傾いていないか。
・壁紙などがめくれていないか、傷や汚れはないか。
・扉の開け閉めはスムーズか。戸当たりに問題はないか。
・窓の開閉はスムーズか。雨戸がある場合は雨戸も開閉。サッシに隙間はないか。
・収納の棚板などは安定しているか。
・カーテンレールやコンセントなどの取り付けはしっかりしているか。
・台所や洗面所の水道やトイレなどの水の流れは正常か。排水に問題はないか。
・床下収納庫から床下を覗いたときに廃材などが放置されていないか。
・シンク下の排水管などに漏れなはいか。
・各部屋の換気扇は正常に動作するか。異音はないか。
・襖や引き戸の動きはスムーズか。
・スイッチやコンセントなどの取り付けに漏れはないか。
これら以外にももちろん気になる点はチェックしておきましょう。
新築内覧会の注意
新築内覧会には、可能であれば設計してくれた設計士や、住宅コンサルタントなど、住宅についての知識がある人に同行してもらうのがおすすめです。こうした第3者のプロに同席してもらうのが難しい場合でも、一人で行かずに信頼できる人に同行してもらうとよいでしょう。また、短時間での内覧と言われても、しっかり見たいのでとはっきり伝えて納得できるまで内覧するべきです。
まとめ
新築内覧会は、完成した住宅が発注通りにできているかを確認する場です。細かい点までしっかりチェックして、施工ミスや汚れなどがあったら指摘して修正してもらいましょう。疑問があればこの時に確認しておかないと、後日指摘しても対応してもらえない場合もあります。