フラット35だけではない?フラット20、フラット50とは?フラット35とは何が違う?
2021年03月01日
住宅ローンとしてはフラット35が有名ですが、それ以外にもフラット20やフラット50があります。
フラット35とは
フラット35とは、返済終了までの全期間の金利を固定した、固定金利の住宅ローンです。住宅ローンには金利を数年おきに見直して上下させる変動金利と、契約時の金利が返済完了時まで適用される固定金利があり、銀行などでの住宅ローンでは市場金利との差での損失リスクを回避するために、変動金利が多く使われています。銀行で固定金利の住宅ローンを組むと、かなり高い金利になったり、期間が短くなってしまうのです。その点、フラット35は公的機関である住宅金融支援機構がリスクを負うことで、変動金利よりは高いものの、比較的低い金利で固定金利ローンが組めるということで人気を集めているのです。
フラット35を借りる際の条件
フラット35とは、独立行政法人住宅金融支援機構と、複数の民間金融機関が携帯して行う住宅ローンのことです。一般的に銀行で住宅ローンを借りようとすると、収入の他に、勤務年数などの条件がありますが、フラット35の場合、基本的には収入と借入の総返済負担率、購入する物件の床面積や専有面積、技術水準が住宅金融支援機構の定める水準を満たしているかが条件となります。
また、世帯の合算した収入で計算できるので、共働きで夫婦二人の収入を合わせたら返済金額は十分なんだけど勤続年数が短かったり、正社員じゃないなどの理由で銀行での住宅ローンが組めなかった人でも利用できるなど、条件に関する審査が厳しくないのも特徴です。
フラット20、フラット50とは何が違うの?
フラット35はローン期間が21~35年までのローンになります。20年以下のローンはフラット20、逆に35年を超えるローンの場合は、フラット50ということになります。フラット50は長期優良住宅のみに使えるものですが、借入金額などによってはフラット20とフラット35を組み合わせて使うこともあります。フラット20・35・50は金利が異なるので、自分の借入金額と返済したい年数などに合わせて選ぶとよいでしょう。
まとめ
固定金利で住宅ローンを組みたい人には、フラットシリーズが人気です。住宅金融支援機構による運営ということで、固定金利にしては比較的金利が安い上、審査の条件が銀行系のローンよりも厳しくないというのも魅力です。借入年数によってフラット35だけだなく、フラット20やフラット50も選ぶことができます。