コンクリートベタ基礎でも、軽量鉄骨造でも?シロアリが入りやすい場所5つ。
2021年05月01日
シロアリは湿度が高くて食べるものがあるスキマを好んで入り込みます。
シロアリが入りやすい場所
シロアリというと、床下の柱を食い荒らすイメージを持つ方が多いでしょう。実際そうした場所もシロアリが好んで巣食う場所ではあるのですが、それ以外にもシロアリが入りやすい場所はいろいろあります。
基礎のコンクリート
コンクリートを敷き詰めたベタ基礎だからシロアリは入ってこないと思われがちですが、シロアリはちょっとした継ぎ目やひび割れからも侵入します。シロアリはコンクリートは食べないのですが、ひび割れた部分のコンクリートの粒を一つずつ外して穴をあけるのです。そもそもシロアリは湿気の多い場所や柔らかい木だけでなく、スキマを好む性質があり、コンクリートの細かい隙間からも入り込みます。
玄関土間
玄関土間と基礎の隙間も、シロアリが入り込むことが多いスペースです。もちろん大きな隙間が空いているわけではないのですが、シロアリはわずかなスペースでも入り込みますし、そういった狭い場所を好む傾向があります。
配管周り
シロアリは湿気の多い場所を好みますから、配管周りは特に注意が必要なところです。しかも、配管はコンクリートの基礎を通っており、そこにわずかな隙間が生じていることもよくあります。こうした隙間からシロアリは入り込んで、床下の木をかじってしまうのです。コンクリートの基礎だから安心と思っても、配管の隙間からシロアリが入り込むことは多いので油断しないようにしましょう。
断熱材の接着面
床下や柱の中を食い荒らすシロアリは、もともと見えやすいところに入り込むことは少ないのですが、壁の中や床下に貼ってある断熱材の接着面も、なかなか見つけづらいところです。こうしたところは家の中からも外からも見えないので発見がしづらいのですが、高密度断熱住宅の増加によって、この隙間に入り込むシロアリが多くなりました。
ウッドデッキ
ウッドデッキなど、屋外にある木材は、シロアリの格好の獲物です。雨が降ると湿り気を帯びますし、防腐剤や防虫加工をしていても年月が経つと劣化してシロアリが侵入しやすくなります。もちろんウッドデッキだけでなく、屋外に放置している木材や木製の物置などは、特に注意しましょう。
まとめ
シロアリは、ほんの小さな隙間から入り込みます。基礎が全面コンクリートであっても、配管の隙間や玄関の継ぎ目などから侵入してくるので、こまめにチェックするようにしましょう。